2009年09月03日

インプラントのチタン性能向上 紫外線で2−3倍に

歯科のインプラント治療で使われる人工歯根などのチタン材料は製造後、骨細胞との接着力が半分以下へと急速に劣化するものの、紫外線の照射で回復することを、米カリフォルニア大ロサンゼルス校歯学部の小川隆広准教授(修復・インプラント学)らのチームが17日までに発見した。研究の一部を近く英国の専門誌に発表する。

 劣化後の接着力を2−3倍に高める技術を、日本で年内に実用化させるための準備を進めている。世界で年間数百万人が利用しているとされるインプラントなどの治療効果向上に役立つと期待される。

 失った歯を再建するインプラント治療では、ねじのようなチタン製の歯根を手術であごの骨に埋め込み、骨の細胞が歯根を覆って固定される4、5カ月後に、人工の歯をかぶせて完成させる。

 チームによると、チタン材料は製造直後から空気中の炭素が表面に付着し、細胞との接着力が1カ月後に約半分に、実際に使われることの多い数カ月後には約3分の1に、それぞれ低下することが分かった。

 小川准教授によると、接着力が低下すると歯根が抜け落ちるリスクが高くなる。

 一方、チームは特定の波長の紫外線を照射すると炭素が除去され、接着力は照射しない場合に比べ、埋め込み後の早期には3倍、最終的には1・8倍に高まることを、ラットの実験で確かめた。
posted by 8020 at 07:56| インプラントとは

2008年06月18日

インプラント治療の流れ@

nagare_2a.jpgインプラントに関する知識がたくさんある方、またそうでない方と様々だと思います。患者さんが困っている、または希望していることが何かを詳しく知りたいのです。

検査
レントゲンを撮影し、インプラントを行おうとしている場所の骨の状態を検査します。上下の歯型を採り、咬み合わせの状態を確認します。
健康状態
インプラント処置を行える健康状態かどうかを確認します


治療計画の説明
ひとりひとりがオリジナルの治療計画になります。一人の患者さんにおいても治療計画はいくつかある事が多いです。
例えば、1〜2年後に抜歯になりそうな歯も残して治療をしていくか、寿命があまりないと思われる歯(予後不良の歯)は抜いて10年以上安定した状態目指して治療をしていくかなどです。

前処置
歯がない所にインプラント治療をすぐに行いたいと考える方もいらっしゃると思います。しかし、歯周病になっている方はまずその治療が必要になります。
歯周病の方は、口の中の細菌数が増加しているので、感染のリスクが高くなってしまいます。また、インプラントを行おうとしている場所の隣の歯根が感染している時は手術前にその根の治療を行う必要があります。

posted by 8020 at 19:31| Comment(0) | TrackBack(0) | インプラントとは

2008年06月17日

インプラントとは

3.gifインプラントは、何らかの理由によって、歯を失った場所に入れ歯やブリッジ(両隣の歯を削ってかぶせる)でなく、単独で歯を作る事が出来ます。
骨の中に金属などを埋め込むことを総称してインプラントと呼びます。歯科では人工歯根のことを指します。以前は材料として金、サファイア、鉄、ステンレス、アルミニウムなど多様な素材が使われてきましたが、どれも良好な結果が得られませんでした。しかし、1965年にスウェーデンの学者のブローネマルク教授が開発したチタン製のインプラントが使用され、現在も安定して使用されています。
これはチタンが骨と結合するという特質をもっていたからです。その代表的なものが「ブローネマルクインプラントシステム」です。


posted by 8020 at 14:26| Comment(0) | TrackBack(0) | インプラントとは

2008年06月16日

インプラントの歴史

1.jpgインプラントが最初に用いられたのは、紀元前と言われています。
今使われているシステムが確立したのは1960年以降です。

このインプラントシステムは、1952年にスウェーデンのブローネマルク教授によって開発されました。
ウサギの骨にチタン製の生体顕微鏡の器具を埋め込み骨の観察を行っていました。観察を終えて器具を取り外そうとしたところ、骨から外れなくなってしまいました。この時教授は『骨とチタンが結合する』事を発見しました(オステオインテグレーション)。そして1960年になるとチタンは骨だけでなく軟組織(歯ぐきなど)にも親和性がある事を発見しました。
様々な研究の後、1965年に初めてインプラント治療が行われ、そのインプラントは40年以上何の問題もなく機能しました。

現在、インプラントは世界中にたくさんの種類があります。つい最近発表されたインプラントもあります。ただ、自分の体の一部に用いるものであれば、やはり予知性の確認されたものが好ましいと思います。その中でも最も歴史が長いものがブローネマルクインプラントです。
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