2010年05月21日

歯茎からiPS細胞作製へ

インプラント(人工歯根)や歯周病の治療、抜歯の際に切り取った歯茎の組織から新型万能細胞(iPS細胞)をつくる同大大学院歯学研究科の研究を承認したと発表した。
切除した歯茎の組織は捨てられていたといい、「患者の負担を最小限にiPS細胞ができれば、再生医療に大きな貢献をできる」としている。人での成功例の報告はないが、マウスでは皮膚の細胞から作製するよりも7-10倍効率良くつくれるという。
同大歯学部病院を受診した患者に同意を得た上、歯茎の組織から細胞を分離して培養。iPS細胞を開発した京都大の技術を使い、この細胞からiPS細胞をつくり、マウスに移植して万能性を確認、あごの骨の再生医療などにつなげたいとしている。
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2008年07月01日

インプラントと骨(骨質)

インプラントと骨
世界的な骨量と骨質の評価は、1985年にレックホルムとザーブによって発表されたものが、一般的です。これはX線診査と臨床的評価でされるものです。

骨質:
タイプT 顎骨の大部分が皮質骨により占められている
タイプU 中は密度の高い海面骨を、外は厚い皮質骨でおおっている
タイプV 十分な強度をもった密度の高い海面骨を、薄い皮質骨がおおっている
タイプW 密度の低い海面骨を、薄い皮質骨がおおている
骨質とは、骨密度のことを指します。ある程度の骨密度が高い方が、インプラントの埋め込みに有利です。
インプラント治療の埋め込みの時には、しっかりと固定することで骨との結合が高まります。

この骨質と骨量は、インプラント治療成功にどれくらい影響するものなのでしょうか。様々な論文の報告があります。
1969年にブローネマルクの論文では、骨密度はインプラントが長期にわたって機能するための重要な要素として考えられてきました。1977年には骨質タイプWや骨量タイプEは、インプラントの失敗に影響を与えると報告しました。しかし、1993年のバハトの論文では、骨質・骨量に影響なくインプラント治療が行えたと発表しています。

これらのことから、現在では骨質が悪い(柔らかい)時には、インプラント埋め込み手術(一次手術)後の治癒期間を延長することで、骨質の良い(硬い)時と同様な骨との結合状態(オッセオインテグレーション)になると、考えられます。

※骨吸収は、歯の喪失後の期間が吸収に大きく影響します。ただし、個人差が大きいものです。
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2008年06月30日

インプラントと骨(骨量)

世界的な骨量と骨質の評価は、1985年にレックホルムとザーブによって発表されたものが、一般的です。これはX線診査と臨床的評価でされるものです。

骨量:
タイプA 大部分の歯槽骨が残存している
タイプB 歯槽骨に中程度の吸収が認められる
タイプC 大部分の歯槽骨が吸収している
タイプD 顎骨に吸収が認められる
タイプE 顎骨に著しい吸収が認められる
骨量とはインプラント治療に用いることのできる骨の量のことです。抜歯を行いますと、時間の経過と共に歯を支えていた骨(歯槽骨)は吸収していきます。これは、インプラント治療を行うときに、利用したい骨がどんどん少なくなっていくのです。

前歯と奥歯の骨を比べると、上下共に前歯の骨の方が、骨量が豊富です。前歯のインプラント治療ができないほどの骨が吸収することは少ないです。(審美的に修復するのは難しいです。)これに対して奥歯は骨吸収により、インプラント治療を困難にすることがあります。下の奥歯であれば、歯を支えていた骨(歯槽骨)の下にある神経までの距離が短くなってしまうのです。このことは、インプラントの長さを制限してしまいます。(現在では骨の造成や、神経移動術により治療可能であります)

上の奥歯であれば、上顎洞という空洞があります。ここまでの距離が短くなり、十分な長さのインプラントを用いられないことがあります。
(現在では上顎洞への骨造成サイナスリフト、上顎結節・蝶形骨を利用するインプラント、頬骨弓を利用するザイゴマインプラントにより治療可能です)
下顎は上顎に比べて骨量が豊富なことが多いです。また、骨には皮質骨というしっかりした外側の骨と、海面骨という柔らかい内側の骨があります。下顎はこの皮質骨というしっかりとした骨の割合が上顎に比べて多いのです。
インプラント


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